精密切削加工

ステンレス(SUS)やアルミはもちろん、難削材の高精度切削加工にも対応しています。
たとえばインバーやコバールなどの低膨張合金は、熱伝導率が低いため、加工を行った際に材料にこもる熱の影響で歪みが生じやすい材料です。
機械や工具など、適切な切削条件を導出するノウハウによって、これらの材料を高精度に加工することができます。
*最大□700mmまで対応可能
精密切削加工対応材料
当社での加工実績が多いものを中心にご案内します。記載のない材料についても対応致しますので、ご相談ください。
また、ご要望に応じて各種表面処理にも対応致します。
低膨張合金
- インバー
- コバール
- 42アロイ など
その他メタル
- アルミニウム合金
A5052/A2025/A7073など - ステンレス
SUS303/SUS304/SUS316/SUS410/SUS440/SUS630など - 一般工具鋼
炭素鋼(SK)/合金工具鋼(SKD11/SKS)/高速度工具鋼(ハイス鋼) - 銅
無酸素銅/真鍮 など
表面処理
- 各種ニッケルメッキ
- 各種クロムメッキ
- 各種アルマイト処理
- DLCコート
- 溶射
- 窒化処理
- 各種真空蒸着
- サンドブラスト
- ショットピーニング など
低膨張合金
熱膨張係数の低さから、温度変化によるわずかな寸法の変化も許されない精密機器の部品などに使用されます。
下は42アロイに幾何学模様の小径穴加工を行ったサンプルですが、歪みが生じやすい低膨張合金の加工でありながら、平面度30µmを実現しました。

対応材料
インバー36/42アロイ/コバールなど
アプリケーション
半導体製造装置/露光装置/精密検査装置など
サンプル加工内容
材料:42アロイ 材料寸法:φ350 × t=9mm
加工内容:φ1.78mm × 4200穴 精度:平面度30µm
精密切削加工事例
当社の加工能力をより明確にイメージしていただくため、加工事例をご紹介します。
なお、実際のワークはお客様の機密情報に抵触する可能性があるため、掲載しているサンプルは全て実際に作製、納品したワークを参考に当社で独自に製図、モデリングしたものです。
予めご了承ください。
切削加工とは

切削加工は、ドリルやエンドミルといった工具を使用して、材料を削ったり穴を開けたりする加工方法です。
当社ではマシニングセンターと呼ばれる工作機械を使用して切削加工を行っています。
マシニングセンターはプログラムに従って加工を行うNC(Numerical Control│数値制御)工作機械で、ATC(Automatic Tool Changer│自動工具交換装置)が装備されているため、フライスや穴あけ、ねじ立てといった他工程の加工も自動で行うことができます。
Point
高度な加工ノウハウによる高精度穴加工

(クリックで拡大します)
低膨張合金を加工する場合、工具の摩耗が大きくなるため、穴径にバラツキが生じやすく、リーマ加工による仕上げが必要になります。
当社では、工具の回転数や送り速度など、安定した精度で低膨張合金を加工するためのノウハウを持っており、多数穴加工においてもドリルのみでリーマ仕上げと同等の穴面粗度や穴径精度(±5µm)を安定的に出すことができます。
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